元彼女に新しい彼氏ができた。復縁のために今は動いてはいけない理由
新しい相手がいると知った直後に動くと、なぜ道筋が遠のくのか。理由と、今日決めることを書きます。
元彼女に新しい彼氏ができた。そう聞いた日に、何かしなければと思うのは自然なことです。ただ、結論から言います。今は動かないでください。連絡も、説得も、気持ちを伝えることもです。
状況は、はっきり言って厳しいです。それでも道筋はあります。その道筋の最初の一歩が「今は動かない」なんですよ。理由を順に話します。
なお、相手が結婚した、または結婚している場合は、この記事の対象外です。復縁ルートでは扱っていません(お約束)。

「すぐ始まった関係は長続きしない」は思い込み
相談でよく聞くのが、「別れてすぐ付き合ったんだから、どうせ寂しさの穴埋めでしょう」という見立てです。そう思いたい気持ちは分かります。でも、研究はそう言っていません。
Brumbaugh と Fraley(2015)は、別れを経験した人たちを2つの調査で調べ、気持ちの状態、元の相手への思い、新しい相手がいるかどうかを尋ねました。新しい関係に入った人のほうが、自分は人から選ばれる存在だという自信が高く、元の相手への思いにも決着がついていました。新しい関係に入った人の中では、始めるのが早い人ほど、心の状態も関係の状態も良好でした。著者たちは、いわゆるリバウンドの関係は、一般に思われているより本人のためになっているのかもしれない、とまとめています。
つまり、今の彼氏は「つなぎ」ではなく、彼女が別れから立ち直るための大事な関係かもしれない。そこへあなたが入っていけば、彼女が立ち直ろうとしている足場を揺らす人になります。
押されるほど、新しい関係のほうが大事に見える
もう一つの理由は、人は選ぶ自由をおびやかされると、反対の方向へ気持ちが動くことです。心理学では心理的リアクタンスと呼ばれ、Brehm(1966)が唱えた考え方です。Steindl ら(2015)の総説によると、自由をおびやかされた人は不快になり、怒りや敵意を感じやすくなります。そして、おびやかしてきた相手を低く見たり、制限された選択肢のほうを高く評価したりします。
復縁の場面に置き換えると、こうなります。「彼のどこがいいの」「俺のほうが分かっている」「もう一度考えてほしい」。どれも、彼女が自分で選んだ相手を選ぶ自由に口を出す言葉です。言われた側は、新しい彼氏をかばいたくなり、言ってきたあなたを嫌な人として覚えます。押せば押すほど、今の関係が大事に見えるんですよ。
彼女の側から見ると、あなたは「割り込んでくる人」
あなたの中では、昔からの続きの話かもしれません。でも彼女から見ると、別れた元彼が、今の関係に割り込んできた形になります。しかも、新しい彼氏がいると知っていて連絡してきた、という事実が残ります。
ママのひとこと 結城君、うちの店に来る女の子たちはね、新しい人ができたあとに元彼から連絡が来ると、まず「なんで知ってるの」って思うって言うのよ。中身を読む前に、怖いが先に来ちゃうの。
その「怖い」がもう一歩進むと、法律の線に近づきます。拒まれているのに連絡を続ける、相手の近くに行く、相手のSNSを追って様子を知ろうとする。これらは法律の話にあるとおり、つきまといとして規制される行為の型そのものです。新しい関係を壊す、邪魔をする、探る。そういう方法をとる人の復縁は、私は手伝えません。
動かないことが、道筋を残す

動かないのは、何もしないことではありません。彼女の中で、あなたを「割り込んでこなかった人」として残すことです。私の経験では、別れたあとも礼儀を守った人には、時間がたってから話せる余地が残ります。今動いた人には、その余地が残りません。
- 「割り込んでこなかった人」として残る
- 時間がたってから話せる余地が残る
- 「割り込んでくる人」に見える
- 押すほど、今の関係が大事に見える
- 話せる余地が残らない
復縁で大事なのは、何を言うかより、いつ言うかです。今は、その「いつ」ではありません。それをはっきり決めることが、今日のあなたの仕事です。
この記事でやること
彼女に送ろうとしていた文があるなら、今日、下書きごと消してください。そして「こちらからは連絡しない」と紙に書いて、目に入る場所に置いておく。それができた時点で、あなたは道筋の上を一歩進んでいます。
待つあいだに何をするか。あなたの状況での次の一歩は、相談窓口で一緒に決めます。
料金とお申し込みの流れはこちら。
出典
- Brumbaugh, C. C., & Fraley, R. C.(2015)「Too fast, too soon? An empirical investigation into rebound relationships」Journal of Social and Personal Relationships, 32(1), 99–118 https://doi.org/10.1177/0265407514525086
- Steindl, C., Jonas, E., Sittenthaler, S., Traut-Mattausch, E., & Greenberg, J.(2015)「Understanding Psychological Reactance: New Developments and Findings」Zeitschrift für Psychologie, 223(4), 205–214 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4675534/