復縁ルート

復縁で別の手段から連絡してはいけない理由(共通の知人・SNS・職場)

LINEが届かないとき、別のアカウントや共通の知人、職場から連絡すると何が起きるのかが分かります。

LINEが届かない。それなら、インスタのDMならどうか。別のアカウントなら。共通の友達に伝言を頼めば。職場宛てに手紙を出せば。連絡が取れなくなった人から、いちばん多く受ける質問がこの「抜け道」の話です。

答えは全部同じです。やめてください。理由は三つあります。法律、相手の見え方、そして間に立たされる人です。

大通りから外れた、ビルの間の細い路地

拒まれたあとの連絡は、手段を変えても同じ扱い

まず、法律の話からします。ストーカー規制法は、拒まれたのに電話やメールを続けて送ることを、規制する行為として挙げてきました。そこに2016年の改正で、SNSのメッセージ送信と、ブログなど個人のページへのコメント送信が加わりました(2017年1月施行)。

ここで大事なのは、法律が見ているのは「同じ相手に、拒まれたのに続けているか」だという点です。LINEがだめだからインスタ、インスタがだめだから別のアカウント。あなたの中では手段を変えたつもりでも、受け取る相手は同じ一人です。

手段を変えても、受け取る相手は同じ一人
あなたの中では

LINE、インスタ、別のアカウント。それぞれ別の手段で、別々の一回。

相手と法律から見ると

同じ一人に、拒まれたのに続けている。

これは遠い話ではありません。警察庁によると、2025年のストーカー事案の相談等件数は22,881件で、警察が出した禁止命令等は3,037件と過去最多でした。さらに、警察庁が2020年分の内訳を公表した資料では、被害者と加害者の関係でいちばん多いのが「交際相手(元交際相手を含む)」で、40.8%を占めていました。相談の4割は、付き合っていた二人の間で起きているんです。その多くは、「自分はストーカーではない」と思っている人でしょう。

どこからが線を越えるのかは、法律の話にまとめています。個別の判断が必要な状況なら、弁護士に相談してください。

相手の画面では「囲まれていく」ように見える

次に、相手の側から見てみます。

LINEを閉じたら、インスタにDMが来た。そこも閉じたら、知らないアカウントから連絡が来た。友達から「連絡してあげなよ」と言われた。会社に手紙が届いた。あなたにとっては、それぞれ別々の一回です。でも相手にとっては、閉じた扉の横の窓から、次々に入ってこられる感覚です。

相手の画面では「囲まれていく」ように見える
  1. LINEを閉じる相手が扉を閉じた
  2. インスタにDM閉じても次が来る
  3. 知らないアカウントそこからも連絡が来る
  4. 友達から伝言「連絡してあげなよ」
  5. 会社に手紙仕事の場にまで届く

逃げ道が一つずつふさがれていくと、人は怖くなります。この時点で、あなたは「復縁を考える相手」から「警戒する相手」に変わります。そこから戻すのは、ブロックされた直後よりずっと難しい。

ママのひとこと 結城君、それはね、本人から来るより、友達経由で来るほうが困るのよ。うちの店に来る女の子たちは、「友達との関係にまで気をつかわなきゃいけなくなるのがしんどい」ってよく言うわね。

共通の知人を、板挟みにしない

三つ目は、間に立たされる人のことです。

伝言を頼まれた友人は、あなたと相手のあいだで板挟みになります。断ればあなたに悪いし、伝えれば相手に悪い。相手の様子を聞かれるのも同じです。2016年の改正では、ストーカー行為をするおそれがある人だと知りながら、その人に相手の情報を渡すことも禁じられました。軽い気持ちで「最近どうしてる?」と聞くだけで、友人を法律の線の近くに立たせてしまうことがあるんですよ。

そして友人は、たいてい相手の側に話します。「あの人に聞かれたよ」と。こうして相手には、あなたが周りを使って探っていると伝わります。

職場は、相手の生活そのもの

昼どきのオフィス街、人が行き交うビルの前

職場は、相手が逃げられない場所です。毎日行かなければならないし、同僚の目もある。そこへ連絡や手紙が届けば、相手は仕事の場でまで、あなたのことを考えさせられます。勤務先の近くで待つ、押しかけるといった行為は、法律がはっきり規制の対象に挙げています。

相手の生活の場に入り込む連絡は、復縁の道筋を一番早く断ちます。

この記事でやること

今日、相手につながる手段を紙に書き出してください。別のアカウント、共通の知人、職場、相手の家族。そして、その一つずつの横に「使わない」と書く。書き終えたとき、あなたは自分の手で抜け道を閉じたことになります。それは、相手の合図をきちんと受け止めて、前に進んだということです。

別の手段を使わずに、どう待ち、何を整えるか。その順番は、相談窓口であなたの状況に合わせて一緒に決めます。

出典