復縁ルート

復縁したいなら、まず何もしない。動かないほうが道筋が残る理由

別れた直後は、何かをするより何もしないほうが道筋が残ります。ただ、それだけでは状況は変わりません。その両方を書きます。

別れた直後に相談に来る人の多くは、「何をすればいいですか」と聞きます。私の答えは、たいてい同じです。今は、何もしないでください。

極端に聞こえるかもしれません。でも私の経験では、この時期は、何かをした人より、何もしなかった人のほうに道筋が残ります。ただし、話はそこで終わりません。何もしないだけでは、状況は変わらないからです。この記事では、その両方を話します。

夏の朝、公園の池のほとりのベンチに静かに座る男性

何もしないほうが、道筋が残る理由

別れた直後の相手は、自分で決めたことを守ろうとしています。そこへ届くあなたの働きかけは、中身がどうであれ、相手には「決めたことを変えてほしい」という圧に見えます。

人は、自分で選ぶ自由をおびやかされると、反対の方向へ動きます。心理学では心理的リアクタンスと呼ばれています。Reynolds-Tylus(2019年)は、この分野の研究を見渡した総説で、次のようにまとめています。「〜しなければならない」のような、相手の自由をはっきり狭める言い方ほど反発を招きやすい。反発した人は怒りや否定的な考えを持ち、言われたことと逆の行動を取ったり、言ってきた相手を低く見たりする。

復縁の場面に置き換えると、「もう一度考えてほしい」「話を聞いてほしい」は、どれも相手の決めたことに口を出す言葉です。言うほど、相手は別れの決心を固めます。

相手の自由を狭めるか、守るか
自由を守る

何もしない。相手が「自分で決めていい」と感じるほど、身構えは下がる。

自由を狭める

「もう一度考えてほしい」「話を聞いてほしい」。言うほど、別れの決心が固まる。

相手の自由を守ると、身構えが下がる

同じ総説には、逆の向きの研究も紹介されています。Miller ら(2007年)の実験では、運動を勧める文の最後に「決めるのはあなた自身です」という趣旨の短い一文を添えると、読んだ大学生が感じる自由へのおびやかしが小さくなりました。ただし総説は、この一文の効き目は研究によって出たり出なかったりする、とも書いています。

それでも、向きははっきりしています。相手が「自分で決めていい」と感じられるほど、身構えは下がります。そして、相手の自由をいちばん守る形が、何もしないことなんですよ。連絡が止まると、相手は最初ほっとします。そのうち、「ちゃんと引いてくれた人」としてあなたを覚えます。この記憶が、あとで道筋になります。

ママのひとこと 結城君、うちの店に来る女の子たちはね、別れたあとに静かにしていた人のことは、意外と悪く言わないのよ。何もしてこなかった人は、思い出しても嫌な場面がないんだって。

ただし、何もしないだけでは状況は変わらない

冬の朝、マンションの前の階段で靴ひもを結ぶ男性

ここからが大事なところです。何もしないことで、切れそうな糸は切れずに残ります。でも、糸はひとりでにこちらへ寄ってはきません。相手の生活は、あなたがいない形で進んでいきます。

だから、何もしない時期は、止まっている時間ではなく、次に進むための準備の時間です。そこから先は、ミスをせずに、少しずつ、糸をこちらへたぐり寄せていきます。いつ、何を、どの順番でするか。その手順は復縁ガイドに順番どおりに並べてあります。

何もしない時期から、たぐり寄せるまで
  1. 何もしない相手の自由をいちばん守る形
  2. 相手がほっとする「ちゃんと引いてくれた人」と覚える
  3. 準備の時間にする止まっている時間にしない
  4. 少しずつたぐり寄せる手順は復縁ガイドの順番で

冷却期間を何日おくかは、冷却期間の記事で、日数ではなく相手の状況で決める方法を書きました。

この記事でやること

今日は、相手に何もしないと決めてください。そのうえで、復縁ガイドの一覧を開き、自分が今どの段階にいるかを確かめます。何もしない時間を、ただ待つ時間にしない。次の一歩が見えた時点で、あなたはもう前に進んでいます。

あなたの状況での次の一歩は、相談窓口で一緒に決めます。

出典