復縁ルート

酔って元カノにLINEする前に。深夜に送る一通が復縁を遠ざける理由

お酒が入ったときや日付が変わるころに、元恋人へ送りたくなる一通。なぜ送ってはいけないのか、どう止めるかが分かります。

お酒が入った帰り道、あるいは日付が変わるころ、急に相手に送りたくなる。相談で「送ってしまいました」と聞く場面で、いちばん多いのがこれです。

先に結論を言います。お酒が入っているときと深夜は、相手に何も送らないでください。何を書くかを考える前に、送る時間そのものが合っていません。

仕事帰りに駅前の商店街を歩く男性の後ろ姿

お酒は、言いたいことを極端にする

当時ミシガン大学にいた心理学者のクロード・スティールらは、1990年の論文で「アルコール・ミオピア」という考え方を示しました。ミオピアは近視のことです。お酒は、ものの見え方と考える力を鈍らせ、視野を狭くします。すると、「したい」と「やめておこう」がぶつかる迷いが働かなくなり、人のふるまいがより極端になる、というものです。

日本でも、酔いの段階の目安が公的に示されています。広島県が、公益社団法人アルコール健康医学協会の資料をもとに載せている表では、血中アルコール濃度0.05〜0.10%の「ほろ酔い期」に「抑制がとれる(理性が失われる)」、0.11〜0.15%の「酩酊初期」に「気が大きくなる」「おこりっぽくなる」とあります。

酔って書く一通が、「会いたい」「まだ好きだ」「なんで分かってくれないんだ」になりやすいのは、あなたの意志が弱いからではありません。お酒が、ふだんのブレーキを外しているからです。

深夜に届く一通は、それだけで重く見える

次は時間の話です。日付が変わるころに届く連絡は、中身がどうであれ、相手には重く見えます。相手はたいてい一人で、静かな部屋でそれを読みます。昼間なら流せる一言も、深夜だと「何かあったのか」「まだ引きずっている」と受け取られます。

送る時間の選び方は、冷却期間明けの最初のLINEに書いています。ここで言いたいのは一つだけです。深夜は、送る時間の候補に入りません。

相手の中で「怖い」に変わる一通

ここがいちばん伝えたいところです。私の経験では、別れたあとの相手が「まだ好きな側」から「生理的に無理な側」へ動くきっかけとして、いちばん多いのが、酔って深夜に送る一通です。

言葉の強さと時間の悪さが、同じ一通に重なるからです。強い言葉が、相手が一人でいる時間に届く。相手は「この人は、お酒が入るとこうなるのか」と思います。付き合っていたころの小さな不安が、ここで確信に変わることもあります。こちらの熱が強いほど、相手が受け取るのは気持ちではなく、怖さです。

同じ気持ちでも、送るときの状態で届き方が変わる
昼に、しらふで書く一通

言葉を選べる。相手も、流して読める。

酔って、深夜に送る一通

ブレーキの外れた強い言葉が、相手が一人の時間に届く。

酔って送った一通は、翌朝に取り消しても、相手の記憶からは消えません。乱暴な言葉を送れば、ストーカー規制法の「著しく粗野又は乱暴な言動」にかかることもあります(法律の話)。

ママのひとこと 結城君、うちの店でもね、酔ったお客さんが元カノに送ろうとしてたら、スマホを預かるのよ。女の子たちに聞くと、深夜に元彼から長いのが来たら、中身より先に「怖い」が来るって。全員じゃないけど、多いのはそっちね。

止める準備は、飲む前にする

朝の台所に置かれた水のグラスと家の鍵

酔ってから止めるのは、とても難しいです。だから、止める準備は飲む前にします。

翌日の昼にそのメモを読み返して、それでも送りたい文が残ることは、私の経験ではほとんどありません。読み返して送らなかった文は、あなたが相手を「まだこちら側」に残した記録になります。

送りたくなる一通を、翌日の昼まで持ち越す
  1. 飲む前トーク画面を非表示にし、通知を切っておく
  2. 帰り道送りたくなったら、メモに書く
  3. 深夜酔ったまま送ると、相手の中で「怖い」に変わる
  4. 翌日の昼メモを読み返して、送るかどうかを決める

この記事でやること

次にお酒を飲む予定の日を一つ思い浮かべて、その日は飲み始める前に、相手とのトーク画面を非表示にすると今日決めてください。今すでに飲んでいるなら、スマホを手の届かない場所に置いて寝ます。酔っても深夜でも何も送らなかった朝は、相手との糸を切らずに守れた朝です。

あなたの状況で、次に連絡していい時期は、相談窓口で一緒に決めます。

出典